自家製経口補水液の作り方と注意点

家庭で経口補水液を作る

 

 

ここまでのお話で経口補水液についてかなり理解できたかと思います。経口補水液は、ドラッグストアや病院内の売店などで購入できますが、WHO のガイドラインと照らし合わせても十分に良質なものが廉価で販売されています。水分と塩分を素早く補給でき、初期の脱水状態からの回復には欠かせない飲料です。

 

前項でレシピも記載してきましたが、成分やその配分量を知っていれば、家庭でも普通にある材料でも作ることが出来ます。旅先やキャンプなど、市販の経口補水液がたまたま手に入らない場所にいる時もありますから、これは覚えておいた方が便利です。

 

おいしいかどうかは保証できませんが、沸騰させて冷ました清潔な水、食塩と砂糖、それにレモン適宜で味を調整すれば簡単に作れます。ただし、家庭の材料でつくる場合は、夏場に大量の汗などでナトリウムを多く失う場合用にしましょう。清潔な保存も怠らないでください。

 

冬場に、ウイルス性感染性胃腸炎が発症して、おう吐や下痢などの症状がある場合は、自家製ではなく、下痢などで失う電解質を適正に含んでいる市販経口補水液を摂るようにしてください。

 

自家製レシピです。砂糖(上白糖):20~40g、塩:3g、水:1L。これにレモン等適宣に加えれば飲みやすくなります。また、家庭で経口補水液を作る場合には、雑菌の混入がなかなか防ぎきれませんから、できるだけ早く飲みきる必要があります。